多汗症と精神性発汗

多汗症のついて知識を得るためには発汗と汗腺の知識も必要になるのではないでしょうか。一口に“汗”といっても、それが体温調節のための汗なのか。多汗症による汗なのかを見分けるということは難しいことです。まずは汗がどのようなときに分泌されて、どこから分泌される汗が多汗症の原因となるのか、また汗腺にはどのような働きがあり、どのような特徴があるのかを知っておくことによって多汗症の症状を予防したり、対策することができるのではないでしょうか。

 

精神性発汗は、体温調節のためではなくてストレスや緊張、不安というような精神的・心理的な問題が原因となっています。自律神経のうち交感神経が活発になったためにエクリン腺から汗が分泌されるということなのです。いわゆる「冷や汗」「手に汗を握る」とはこの精神性発汗のことをさしています。精神性発汗自体は誰にでも起こりうることなので問題はありません。しかし、これが過剰な場合だといわゆる多汗症、特に局所性多汗症の大きな原因だと考えらるのです。

 

精神性発汗がでる場面ですが、ストレスを感じた時や緊張した時、恥ずかしい時、不安な時、興奮した時、驚いた時、痛みを感じた時、たとえばスポーツの試合の大事な場面で緊張したり、テストで緊張したり、不安におもうことがあったり、「ドキッ」と驚いたときなどに精神性発汗は起こります。また一度、精神性発汗が起こってしまうとその汗を止めようと思いますので、それがまた緊張となってしまいます。それによってより発汗が促されるといった悪循環となってしまうのです。

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