多汗症とは、通常以上の汗を出してしまう症状、病気、体質のことを言います。他人から見ればただの汗っかきとなかなか区別が付かず、悩んでいる方も多いと思われます。また、多汗症とワキガには関連があると思われがちですが、原因となる汗を分泌している汗腺が異なるので、その点は心配しなくても大丈夫です。肝心の多汗症の治療についてですが、本サイトでも、手術による対策や、ボトックス注射、自律神経訓練法、音楽療法など様々ご紹介していますので、是非参考にしてください。
多汗症の原因がなんらかの病気や疾患であることも考えられます。具体的にいうと中枢神経系の異常や循環器疾患、また内分泌異常や代謝異常などから多汗症になることもあります。病気や疾患が原因となってしまいおこる多汗症は局所的に起こることは少ないです。全身的に起こることが多いため全身性多汗症に区別されることになります。
多汗症の原因となることのある病気や疾患は、甲状腺機能亢進症(バセドー病)や褐色細胞腫、末端肥大症、急性リウマチ、生殖器障害、糖尿病、結核などがあげられます。 ある日、突然として汗の分泌量が増えたり、汗をかきやすくなったような場合は病気や疾患が原因の場合もあります。そのため、早めに健康診断や人間ドッグ、または内科などで診察を受けたほうがよいでしょう。
もし病気や疾患が原因となり多汗症になっている場合には、まずはその原因となる疾患を治療することが最優先となります。なんだか、最近からだの調子がおかしいなと感じたら、素人判断をしないで専門の医師に診てもらったほうがよいでしょう。早めにわかれば病気や疾患も早めに治すことも可能になるかもしれません。多汗症で生活に不便を感じることもありますので治療で治るのであればよいですよね。
多汗症は精神的なものが問題となり出てくる場合もあります。精神的なものとは、たとえば緊張やストレス、不安などです。このような問題から多汗症になっている人の特徴についてですが、1人でいるときには症状が出ないことがあります。また学校や会社にいると多汗症の症状が出てしまうことがあるが自宅では症状が出ない、そして通学中や出勤中には多汗症の症状が出るが帰宅中には症状が出ないというような場合があります。
精神的な問題で多汗症になっている人の場合はこのような特徴がありますが、自宅でリラックスしているときなどでも汗が出やすくて、多汗症の症状が出るといった人もいますので、多汗症は精神的な問題だけが原因とは一概にはいえないのです。精神的な問題で多汗症になりやすい人の性格について次のようにご紹介したいとおもいます。
まずは神経質なことです。そして几帳面であったり、完璧主義者、潔癖症、優しい、気を使いすぎる、緊張しやすい、マイナス志向などがあげられます。また手のひら(手掌多汗症)の場合だと精神的な緊張やストレス、不安などの問題がなかったとしても多汗症の症状がでることが多いといわれています。
多汗症という症状は、実際には原因が不明な場合も多いみたいです。しかし、多くの場合が精神的な問題からきていると考えられています。もちろん多汗症は精神的な問題だけでなく、さまざまな原因が考えられます。もしかしたら2つ3つの原因が重なって症状が出ているのかもしれません。どのようなことにしても多汗症の症状を改善そして解消するためには、自分がなぜ多汗症になっているのかを知ることが大切だとおもいます。
多汗症の原因として考えられやすいものに精神的(ストレス・緊張・不安)なものがあります。多汗症は精神的なストレスや緊張、不安などが大きな原因だと考えられています。ストレスを感じてしまったり、緊張したり、不安なことがあると、私たちが制御することの出来ない自律神経のうち、交感神経の働きが強くなってしまいます。その交感神経の働きが強くなると汗腺の働きが活発になりますので汗が出やすくなるのです。
多汗症が“発汗恐怖症”とも呼ばれている背景には、精神的なストレスや緊張、不安などの問題が大きいからだと考えられています。また同じ緊張の度合いであっても交感神経の反応が敏感な人ほど汗が出やすいのです。そして多汗症になりやすいといわれています。しかし、この交感神経の反応が敏感な理由は分かっていないのです。精神的な問題がある人、これは例えると緊張しやすい人のすべてが多汗症というわけではありません。しかし、逆に多汗症の人すべてが緊張しやすいというわけでもありません。
エクリン腺から分泌される汗というものは、アポクリン腺から分泌される汗と違って99%が水です。そのため無色透明で粘り気もありません。エクリン腺の働きが活発になって汗が分泌されるときはどういた時かというと気温や運動などでの体温上昇(温熱性発汗)や緊張など大脳への刺激(精神性発汗)そして辛い物を食べたとき(味覚性発汗)などです。エクリン腺から分泌される汗は、健康な人の場合は1日に1.5~2リットルくらいです。
夏の暑い時期や梅雨の時期というように高温多湿な日であれば、1日に3リットルもの汗をかくとさえいわれています。また大人よりも子供のほうが汗をかきやすくて一番汗をかく場所は足の裏だといわれています。エクリン腺から分泌される汗とニオイの関係についてですが、エクリン腺から分泌される汗は99%が水となりますのでエクリン腺から分泌された汗自体が臭うことはほとんどありません。しかし、かいた汗をそのままにしておくと、細菌などに分解されてしまいそういった時にニオイが発生してしまうこともあります。
特に足の裏などは汗をかきやすいこと、そして靴や靴下などで常に高温多湿な状態なので蒸れやすく、細菌が繁殖しやすいのです。そのため細菌に分解されやすく、ニオイが発生しやすいとされています。人間の汗腺は2種類あります。その1つがわきがの原因となる汗を出すといわれているアポクリン腺なのです。アポクリン腺から分泌される汗にはニオイの原因となる物質を含んでいます。そのため細菌に分解されたときにニオイが発生しやすくなってしまい、さらには独特のニオイとなってしまうのです。
多汗症の原因となってしまう汗は、エクリン腺から分泌される汗のことです。たとえば暑かったり、辛いものを食べているわけではもないのに、何らかの原因によりエクリン腺からたくさんの汗が分泌してしまうことがあります。エクリン腺の働きには体温調整や皮膚の乾燥防止それから腎臓機能の補助作用などがあり、エクリン腺から分泌される汗の場合には、生命維持に欠かすことができない体温調整といった人間にとって大切な役割を果たしています。
また皮脂腺から分泌される皮脂や、このエクリン腺から分泌される汗が混ざり合い皮膚の乾燥を防止してくれます。そして皮膚の潤いを保っています。エクリン腺の多い場所といえばどのような場所なのでしょうか。エクリン腺は口唇やまぶた、そして外耳道を除く全身に広く分布しています、特に手のひらや足の裏、そして額にこのエクリン腺は集中しています。これらの部位が汗をかきやすい場所だといえます。
しかしエクリン腺がある場所すべてが活動しているわけではありません。実際に活動しているエクリン腺は全体の約半分くらいとされています。またエクリン腺の数は産まれたときにすでに決まっています。そのため赤ちゃんと大人でも同じ数のエクリン腺があります。子供が汗をかきやすいのは体の面積に比べてみると圧倒的にエクリン腺の数が多いからなのです。
エクリン腺から分泌される汗の成分ですが、99%が水です。そして残り1%は、塩分・尿素・アンモニア・ミネラル(カルシウム)などです。